記念日の演出に凝る妻



記念日の演出に凝る妻

新婚と呼べる時期は過ぎてしまったけれど、僕たち夫婦はとても円満だと思う。もうすぐ3度目の結婚記念日を迎える。一般的には3年目の結婚記念日のことを、革婚式と呼ぶのだそうだ。銀婚式とか金婚式とかに比べたらまだまだ柔いけれども、何だかいい感じに使い込まれて味が出てる感じの響きがあって、僕は嫌いじゃない。

おめでた婚だった僕たちには2歳ちょっとの息子がいるんだが、1年目の結婚記念日のときも、2年目の結婚記念日のときも、息子をカミさんの実家に預けて二人きりでお祝いをした。子連れではとても行けないようなレストランを予約して、プレゼント交換する。(予約するのは僕だけど、行きたいレストランや欲しいプレゼントを示唆するのはカミさんだ。)今年もきっと何か僕に仄めかしてくるんだろうなーと思ってたら、カミさんが調べていたのは都内の高級ホテルだった。今年は息子同伴か、と思っていたら、もうずいぶん大きくなってじいじばあばにも慣れてきたので、お泊りさせるのだという。それにしても驚いたのはその宿泊費だ。バイクが趣味の僕は、そのお金で色々愛車をいじりたいところだけれど、ほんとにそんなことしたらカミさんからどんな嫌味や罵詈雑言や、もしかするとモノが飛んでくるかわかならい。どうしてこんなにカミさんは僕にお金を使わせたがるんだろうと思うけど、仕方がないかとも思う。結婚生活の保守費用みたいなもんだと思えば、安いもんだ。カミさんはカミさんで、できちゃった結婚で新婚の期間が殆どないようなものだったから、もっとそういうのを楽しみたかったんだろうな。年々結婚記念日のグレードが上がっていくのがちょっと怖い気もするけれど。